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2010年9月 7日 (火)

Angel Beats!考察(あの世界の世界観について)

 今回はAngel Beats!の世界の世界観について考えてみようと思う。

 Angel Beats!は神に関するものは一切でてこない。全て人(死者)の物語である。そして、登場人物たちは最終的にあの世界から出て行くことを選び取った。これは、かなでが言う満たされたら消える世界と言う世界観を受け入れからだ。ちなみにこの世界観を放送開始時(あるいは登場時)から持っていると思われるのは(多少の個人の見解の差はあるだろうが)かなで、ゆり、直井の3人である。直井は分からないが、かなでとゆりはあの世界では古い方に入るだろう。Track0の頃から居る。永遠に変わることの無い世界で、彼女たちは人が満たされて、あるいは納得して成仏して消えるのを何度も何度も見届けてきた。それから、導き出された結論であろう。
 かなでからそのことを聞き、かつ自分も報われた思いをした音無は、他のメンバーにあの世界から成仏するよう説得する。彼らは成仏することを結果的に決意する。(影に飲み込まれるよりましなどの消極的理由か、新たな人生を踏み出そうと決意したかなど積極的理由かはともかく)そして、それは視聴者にとっても登場人物たちにとっても「正しいこと」として描写されているように見えるのだ。残るという選択をしようとした音無は最愛の人かなでを失ってしまう。
 ここで別の視点で見てみよう。一方で、彼らを取り巻く世界は、残ろうとする人々を拒絶しない。あくまでもその意思を尊重しているかのようにみえる。あの世界はその点から見ていくと別の世界観が現れてくる。特にAPのプログラマ。あのような状況になったとしても、世界からの強制成仏は無い。あのままなのである。成仏する、しないの自由を個々人に与えているかのようだ。この点では世界はあまりにも「優しい」のである。そして同時にその「優しさ」はあまりにも残酷である。

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